企業イメージの向上に貢献するアートの戦略的活用

アートが企業イメージを形作る時代の実践手法
「うらうら #4」
丸橋正幸

アートが企業イメージを形作る時代の実践手法

「自社の商品やブランドにもっと深みを持たせたい。」

「他社にはない独自の世界観を表現したい。」

そう考えたとき、有力な選択肢となるのがアートの活用です。しかし、アートをビジネスに取り入れるというと、オフィスに原画を飾ったり、アーティストと長期間かけてプロジェクトを行ったりする大掛かりなものを想像されるかもしれません。

実は今、もっとスマートで実践的な方法で、アートの力を経営に取り入れる企業が増えています。それは、アート作品そのものを購入するのではなく、プロの作家が描いた作品の画像データをデザイン素材として活用するアプローチです。これなら、大規模な予算や期間をかけずとも、商品パッケージや広告に本物のアートが持つ圧倒的な存在感を実装できます。

ここでは、アートが商品ブランディングにもたらす効果や、パッケージへの具体的な活用法、そして利用時の申請の流れについて解説します。

アートが商品イメージにもたらすブランディング効果

アートが商品イメージにもたらすブランディング効果
「辺境」
磯上 尚江

市場には似たようなデザインや、メジャーな既成素材など、効率的なビジュアルが溢れています。

こうしたデザインの画一化が進む中で、顧客に選ばれるために必要なのは「圧倒的な独自性」です。人の手によって生み出されたアート作品は、まさにその独自性をブランドにもたらす最強のツールとなります。

アナログな質感が放つ「存在感」

デジタル制作が主流の現代において、キャンバスの凹凸や絵の具の厚み、筆の運びといったアナログな質感は、それだけで特別な価値を持ちます。五感を通した作家の閃きや、長い時間をかけて錬成された技術の痕跡は、商品に「本物感」と「深み」を与えます。この言葉にできない独自の存在感が、顧客の感性に直接訴えかけ、ブランドへの信頼や愛着を醸成するのです。

「鑑賞」から「共創」による価値づくりへ

従来、アートは「鑑賞」するもの、あるいは「投資」の対象でした。しかし、その圧倒的な個性をデザインという「伝える手段」と掛け合わせることで、ビジネスにおける第3の価値が生まれます。アートが持つ力を借りることで、単なる商品スペックの訴求を超え、ブランドそのものの格を引き上げることが可能になります。これは、他社が容易に模倣できない強力なブランディング資産となるでしょう。

商品パッケージにアートを取り入れる際のポイント

実際に商品パッケージなどにアートを取り入れる際、重要になるのが「デザインとの融合」です。アート作品はそれ自体で完結した表現ですが、トリミングや配置、文字情報との組み合わせによって、商品デザインとして新しい魅力を発揮します。

高精細データなら拡大やトリミングも自由

「原画のまま使わなければならない」と考える必要はありません。高解像度で撮影されたアート作品のデータであれば、作品の一部分を大胆に拡大してテクスチャのように使ったり、必要な部分だけを切り取って余白を活かした配置にしたりと、柔軟な活用が可能です。拡大することで、肉眼では気づかなかった筆致や色の重なりが見え、パッケージに繊細なニュアンスを加えることができます。

シリーズ展開で統一感とバリエーションを両立

複数のフレーバーやラインナップを持つ商品の場合、同一作家の作品でシリーズ展開する手法が効果的です。作家固有のタッチや色使いが共通しているため、異なる絵柄を使ってもブランド全体の世界観は統一されます。これにより、売り場での陳列時に強いインパクトを与えつつ、商品ごとの個性を明確に描き分けることができます。

加工によって生まれる作家との「共創」

アート作品を素材として扱う際、色調の調整や異素材とのコラージュといった加工を行うことも可能です(※作家の許諾が必要です)。デザイナーの視点が加わることで、作家自身も気づかなかった作品の新しい表情が引き出されることがあります。この「アートとデザインの共創」によって生まれたパッケージは、ありふれた既成の素材では到達できない独創的な輝きを放つでしょう。

アート作品を自社で使用するときの申請の流れ

アート作品を自社で使用するときの申請の流れ
「すべり台」
京増 まどか

アートをビジネスで利用する際、最も懸念されるのが権利関係や作家とのコミュニケーションです。しかし、適切なプラットフォームを利用すれば、これらの手続きは非常にスムーズに進められます。

以下で、AinDを利用した場合の標準的なフローをご紹介します。

1.サンプル画像によるデザイン検討

まずは、気になったアート作品のサンプル画像(透かし入り等)をダウンロードし、実際のデザイン案に仮配置してみます。この「テイスティング」の工程があることで、完成イメージのミスマッチを防ぎ、社内での意思決定を迅速に行えます。

2.利用申し込みとラフ案の提出

使用する作品が決まったら、利用申し込みと見積もりの作成依頼を行います。この際、アート作品がどのように使われるか(トリミングや文字の配置など)を示した「デザインのラフ案」を提出します。これは、作家が自分の作品がどのように扱われるかを確認し、安心して提供するために必要なプロセスです。

3.作家確認と本データの受け取り

提出されたラフ案をもとに、作家への確認が行われます。作家のOKが出れば、高解像度の画像データ(本データ)が納品されます。AinDが間に入ることで、ビジネス慣習の異なるアート業界との調整も円滑に進み、安心して商用利用できる環境が整います。

アートで企業の本質を表現する時代へ

企業のブランディングにおいて、アートの活用はもはやハードルの高い特別なことではありません。

原画を購入したり、大掛かりなプロジェクトを立ち上げたりしなくとも、高品質なアート作品の「画像データ」を活用することで、商品やブランドに圧倒的な独自性と存在感を実装できます。

AinDは、プロのアート作家が制作した作品画像のデザイン使用権を提供するサービスです。すでに完成している作品から選べるため、制作期間を大幅に短縮でき「イメージと違う」というリスクもありません。

さらに、特定の作品を独占利用する契約も可能なため、競合他社と被ることのない唯一無二のブランドイメージを確立できます。

掲載している作品たちは、デザインに取り入れやすいアート作品をデザイナーがキュレーションして掲載しています。選定のポイントは、時代の空気に合う現代アートであること、感情を高次元の表現に昇華していること、研鑽を積んだ独自の技法であること。

デジタル時代だからこそ際立つ、人の手によるアートの熱量と表現力を、ぜひビジネスに取り入れてみてください。

企業イメージを変えるアートならAinD

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